静岡プロリーグ レポート

第17期静岡プロリーグ 第3節レポート

新人プロも多数支部に入り、明らかに雰囲気に変化をもたらさせてくれているかと思う。
コロナ禍の大変な時期ではあるが、やはり組織に於いて新しい血が入るということは必要なのだろう。

今節は別日対局が多く3卓のみの開催となった。

先日の十段戦で八段戦まで勝ち上がった平野敬悟。
早くからその才能は評価されていたが、もう一つ何かが足りなくて、ブレイクまではいかなかった。
今節は+49.8Pを叩き出し暫定5位につけた。

もう1人はいま開催中のWRCでベスト16に残った中寿文。(結果:準優勝)
彼も近年成績が低迷しているが静岡支部の中心選手になるべく人材ではある。
今節は+43.3Pを結果として出した。

ある意味、結果が全てのプロの世界に於いて、まだその結果を出せていない2人に、今期は注目したい。

プロリーグとは関係のない話になるが、今節はプロアマを含めた全対局後に公開対局を行なった。
ここで気になったのは、新人達から疑問点等に対して質問が上らなかったことである。

私がプロに入った十数年前にくらべ、教材は多岐に渡り、いくらでも強くなれる方法はあるはずだ。

自分の思考と、他の打ち手の思考を照らし合わせるのはものすごく必要なことだと思う。正直もっと積極的な姿勢を見せて欲しかった。

もちろん、こちらとしてもまたまだ簡単に負ける訳にはいかない。
プロの看板を下ろすその日まで。 

(文:鈴木秀幸)

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 小林正和 75.1 46.9                 122.0
2 青嶋宏樹   93.3                 93.3
3 鷲見隼人 49.5 21.5 ▲ 5.7               65.3
4 天音まこと   58.9                 58.9
5 平野敬悟     49.8               49.8
6 斉藤隆 47.0                   47.0
7 岡本和也 31.1                   31.1
8 太田昌樹 ▲ 19.8 30.9 19.0               30.1
9 石津寿人 28.7 4.2 ▲ 9.4               23.5
10 中寿文 ▲ 39.1   43.3               4.2
11 川崎義之   ▲ 32.8 36.4               3.6
12 高橋大輔 ▲ 9.0   11.4               2.4
13 土屋幸弘                     0.0
14 杉村泰治 17.8   ▲ 23.5               ▲ 5.7
15 栗島有紀 ▲ 7.9                   ▲ 7.9
16 望月雅継 ▲ 15.6                   ▲ 15.6
17 島﨑涼 ▲ 12.4   ▲ 9.0               ▲ 21.4
18 ダニエルモレノ 18.2 13.5 ▲ 54.1               ▲ 22.4
19 平岡理恵 ▲ 24.4                   ▲ 24.4
20 安部颯斗 28.8 ▲ 50.4 ▲ 3.3               ▲ 24.9
21 渡辺史哉 ▲ 38.8                   ▲ 38.8
22 廣岡璃奈 ▲ 40.3                   ▲ 40.3
23 渡辺洋巳 24.9 ▲ 26.5 ▲ 45.3               ▲ 46.9
24 京平遥 ▲ 47.3                   ▲ 47.3
25 鈴木秀幸 ▲ 58.7 15.1 ▲ 9.6               ▲ 53.2
26 大橋幸正 32.4 ▲ 86.3                 ▲ 53.9
27 鈴木郁孝 ▲ 41.2 ▲ 90.3                 ▲ 131.5