第23期東北プロリーグ前期第4、5節レポート
2015年10月09日
前期第4節レポート
Aリーグレポート
1卓(皆川、神藤、安ヶ平、泉)
安ヶ平は1回戦目をトップでスタートすると、3回戦目で接戦の末にトップ。4回戦目では1人浮きトップで、この日1-2-1-1で+68.0。プラスを大きく上乗せし、総合4位で第5節を迎える。
2卓(工藤、遠藤、粕谷、青木)
1回戦から3回戦までは互いに譲らない接戦。2回のトップで遠藤が僅かながらリードする展開。4回戦目はそれまでと違い大きく点棒が動いた。前半は青木が連荘し大きくリード、遠藤がそれに続き、2人の争いになると思われた。しかし、南場に入ると今まで我慢してきた工藤が大爆発。怒涛の連続親満で一気にまくり返し、この半荘+57.2の1人浮き。総合で東に続く2位で前期最終節に挑む。
3卓(東、杜、大里、三井)
首位を走る東は今回も好調。1回戦目トップでアドバンテージをと取ると、2回戦目を浮き2着。3回戦目では三井が大暴れして、東は若干マイナスするものの、続く4回戦では接戦を制してトップ。1回戦目でのリードをキープし続けての+32.2で終了。
東は総合で+133.0の首位をキープ。また、女流大里もこつこつプラスを重ね、総合+79.8の3位で最終節決勝卓に進出となった。
Bリーグレポート
1卓(菅原、及川、佐藤、高橋)
菅原はこの日好調で、1、2回戦を4万点台のトップ。3回戦目は接戦での3着目として、4回戦目では再びトップを取り、3回のトップで今節+53.9。総合で+60.5の首位で最終戦を迎える。
2卓(石井、井上、吉田、千田)
1回戦目、石井がトップを取ると、続く2回戦目も連取。3回戦目は女流井上が負けじと5万点台のトップで猛追。最終4回戦は接戦となったものの、軍配は石井に上がり、この日+46.0とした。井上もプラスを重ねて総合+40.6の2位に浮上となった。
3卓(山下、平田、新田、早川)
全員がトップを分け合い、点棒も大きく動く展開となったが、その中でも安定した成績を見せたのは新田で+35.0、平田がそれに続き+22.6とした。4節開始時首位だった女流早川は3回のラスが響き大きくポイントを落とし総合4位、山下も若干マイナスしたものの総合3位をキープとなった。
前期第5節レポート
Aリーグレポート
東北プロリーグでは前期、後期Aリーグのそれぞれ1、2位が、年間王者を決める東北天翔位戦への出場権を得る。また、各最終節は順位順に卓分けされ、上位同士が直接対決されるようになっている。
現在首位を走る東は+133.0、続けて2位工藤+96.2、3位大里+79.8、4位安ヶ平+71.3となっている。5位の遠藤はポイントが大きく離れているため、この上位4名が対戦する1番卓から東北天翔位の出場者2名がほぼ決まる展開となった。
1卓(東、工藤、大里、安ヶ平)
安ヶ平は接戦となった1回戦を制するが、続く2回戦目で一人沈みを喰らってしまい、一歩後退となってしまう。この回トップを取った女流大里は勢いを得て、続く3回戦目で+18.9の連続トップ。一気に東に詰め寄る。
3回戦終了時点で東+132.9、大里+120.9、工藤+65.1、安ヶ平+61.4となり、東、大里の一騎打ちの構図で最終4回戦へ。4回戦目は接戦となったものの、大里の勢いは止まらずに1人浮きのトップとなって勝負あり。女流大里が見事に東をかわしての前期優勝となった。
Aリーグ
順位 | 名前 | 前期1節 | 前期2節 | 前期3節 | 前期4節 | 前期5節 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 大里奈美 | 9.6 | 3.8 | 49.6 | 16.8 | 59.5 | 139.3 |
2 | 東幸一郎 | 19.5 | 41.3 | 40.0 | 32.2 | ▲ 11.6 | 121.4 |
3 | 工藤宏紀 | ▲ 24.9 | 21.4 | 58.2 | 41.5 | ▲ 33.5 | 62.7 |
4 | 安ヶ平浩希 | 43.9 | 8.5 | ▲ 49.1 | 68.0 | ▲ 14.4 | 56.9 |
5 | 三井光一 | ▲ 32.1 | 8.1 | ▲ 25.6 | ▲ 6.8 | 90.2 | 33.8 |
6 | 青木武 | 25.1 | ▲ 60.7 | 10.1 | ▲ 4.5 | 41.3 | 11.3 |
7 | 遠藤昭太 | 71.3 | ▲ 45.2 | ▲ 57.3 | 15.1 | 0.4 | ▲ 15.7 |
8 | 皆川直毅 | ▲ 27.4 | 44.9 | ▲ 30.1 | ▲ 28.5 | 5.0 | ▲ 36.1 |
9 | 神藤極 | ▲ 28.6 | 26.3 | ▲ 0.3 | ▲ 33.4 | ▲ 5.9 | ▲ 41.9 |
10 | 粕谷勇吉 | ▲ 39.7 | 30.2 | 24.9 | ▲ 53.1 | ▲ 35.8 | ▲ 73.5 |
11 | 杜麻沙也 | 6.9 | ▲ 28.2 | ▲ 2.4 | ▲ 42.2 | ▲ 10.3 | ▲ 76.2 |
12 | 泉亮多 | ▲ 36.9 | ▲ 2.0 | ▲ 10.2 | ▲ 6.1 | ▲ 84.9 | ▲ 140.1 |
13 | 早坂和人 | 13.3 | ▲ 88.4 | ▲ 8.8 | ▲ 83.9 | ||
14 | 岩熊隆一 | 0.0 | ▲ 200.0 | ▲ 200.0 |
Bリーグレポート
今回Bリーグは上位3名がAリーグへ昇格するのだが、前期最終節開始時1位の菅原+60.5から、9位の新田▲2.6まで63.1P差となっており、順位順で3卓に分けられているがどの卓からも昇格圏内に入る可能性がある大混戦の様相となった。
1卓(菅原、井上、山下、早川)
上位4名が対戦するこの卓。まずトップを取ったのは首位を走る菅原。続く2回戦は井上が接戦を制し、3回戦目は山下が4万点台のトップを取って、三つ巴の展開に。ラストの4回戦目を制したのは菅原で1人浮きトップで力を見せ付けた。
2卓(石井、高橋、吉田、平田)
1回戦目は平田がトップ。2回戦からは石井が猛攻、4万点台のトップをとって勢いが付いたのか、3、4回戦目も1人浮きのトップで2-1-1-1のオールプラスで怒涛の+93.1を叩き出した。
3卓(新田、及川、藤本、佐藤、千田)左から抜け番順
1回戦目、いきなり千田が大爆発で+43.7の大トップでスタート。2回戦は佐藤、3回戦は及川がトップ、点棒も大きく動く展開。
4回戦目、上位進出に望みをかけたい新田が意地を見せて+29.0の1人浮きトップでプラスに回復。最終5回戦目もトップを取り+25.9の卓内2位で終了、卓内1位は1回戦目のリードを守った千田だった。
総合1位は2番卓から+93.1を叩き出して大捲くりを果たした石井で+99.9。続いて2位菅原+87.5、3位山下+48.9となり、この3名が後期Aリーグ昇格となった。
Bリーグ
順位 | 名前 | 前期1節 | 前期2節 | 前期3節 | 前期4節 | 前期5節 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 石井良樹 | ▲ 40.9 | 15.9 | ▲ 14.2 | 46.0 | 93.1 | 99.9 |
2 | 菅原直哉 | 0.0 | 52.4 | ▲ 45.8 | 53.9 | 27.0 | 87.5 |
3 | 山下敬介 | ▲ 22.9 | 40.6 | 23.0 | ▲ 7.8 | 16.0 | 48.9 |
4 | 井上美里 | 39.2 | 42.9 | ▲ 56.1 | 14.6 | 2.2 | 42.8 |
5 | 新田大輔 | ▲ 2.7 | ▲ 36.4 | 1.5 | 35.0 | 25.9 | 23.3 |
6 | 平田孝章 | 16.7 | ▲ 4.7 | ▲ 34.0 | 22.6 | ▲ 12.6 | ▲ 12.0 |
7 | 高橋清隆 | 54.7 | ▲ 13.8 | 5.9 | ▲ 42.4 | ▲ 19.0 | ▲ 14.6 |
8 | 早川林香 | 31.6 | 43.2 | 3.3 | ▲ 50.8 | ▲ 45.2 | ▲ 17.9 |
9 | 千田諒 | ▲ 38.7 | ▲ 55.5 | 36.6 | ▲ 25.2 | 38.5 | ▲ 44.3 |
10 | 佐藤晃大 | ▲ 36.9 | ▲ 6.5 | 37.1 | ▲ 24.8 | ▲ 26.1 | ▲ 57.2 |
11 | 吉田勝弥 | 46.5 | ▲ 49.7 | 40.0 | ▲ 35.4 | ▲ 61.5 | ▲ 60.1 |
12 | 及川慶次 | ▲ 46.6 | ▲ 32.4 | ▲ 27.3 | 12.3 | ▲ 40.9 | ▲ 134.9 |
13 | 藤本修二 | 1.6 | 1.6 |
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