第2期鸞和戦ベスト16C卓レポート
2022年05月10日
第2期鸞和戦ベスト16の闘いが、連盟の夏目坂スタジオにて行われた。
日本プロ麻雀連盟に所属する、30.40代の選手のみが参加できるこのタイトル戦。
ベスト16は日本プロ麻雀連盟公式ルールで4半荘を闘い、上位2名が勝ち上がりのトーナメント方式となっている。
それでは出場選手を紹介しよう。
佐々木寿人、桶本篤史、田村良介、水野孝一
1回戦は大物手がぶつかる展開が続き、水野1人が苦しいポイントで終わった。
続く2回戦は完全に桶本のペース。
一度ドラ暗刻の手をヤミテンでツモりトップ目に立つ。
その後も桶本がファインプレーを連発し加点を重ねると、大きなトップで2回戦を終えることに成功。
勝ち切る強い意志が感じられる打牌選択に、実況解説陣も圧倒された。
ここまでで大量リードした桶本は、3回戦以降かなり有利なポイントを持って闘うことができるようになった。
3回戦は、佐々木のメンホン七対子ツモなど大物手が決まり、5万点近いトップ目に立つ。
そんな佐々木が、後のインタビューで印象に残っていたというのがこの局である。
田村がを仕掛けている中、佐々木は一気通貫もある1シャンテン。
水野からチーテンのが打たれたところですかさずチーの声。
愚形は処理できたものの待ちは片アガリの。
解説の吉田もこの仕掛けには少し意外そうな反応を見せた。
その後、役牌のが暗刻になると待ちが変化すると片アガリは解消。
しかしその後、仕掛けた後の下家の河にはとツモ切られると、メンゼンで手を組んでいたらリーチツモ一気通貫のアガリになっていたかもしれないと、佐々木の目に見えてしまうこととなった。
解説でも、目に見えたアガリ逃しは、自分だったらずっと考えてしまうポイントだという話もあった。
アガリがなかなか出ないまま巡目が進むと、親の桶本からリーチが入る。
佐々木はオリの選択もできたが、自身のアガリもみて勝負する。これが2,900の放銃となってしまった。
後のインタビューで、佐々木はこの局は焦りがでてしまったと言っていた。
この次局も佐々木はアガリ率を大事に打つというテーマを徹底していたものの、親のヤミテン11,600点の放銃。
トップ目が桶本へと入れ替わると、佐々木、田村の2着争いが接戦に。
その後、オーラスに水野が意地の2,000・4,000をツモり浮きへ転じると、3者がかなり近いポイントでの最終戦を迎えることになった。
最終戦は着順が何度も入れ替わり、南3局。
浮き沈みの数ポイントもかなり重要になってくる場面で、チャンス手をもらったのは水野だった。
流局なるかと思われたが、ハイテイ前でこのツモアガリ。
リーチ・ツモ・南・ドラ1の2,000・4,000。
このアガリで桶本、水野が通過ポジションになってオーラスを迎える。
佐々木の条件は、ツモ700・1,300、水野から2,000、田村・桶本から3,900。
田村の条件は、ツモ2,000・3,900,佐々木・桶本から12,000、水野から6,400。
以上の条件でオーラスとなった。
トータルトップ目の桶本の親番ということもあり、1局勝負になるであろうオーラス。
水野が自らタンヤオ・ドラ3をアガリきって勝ち上がりを決めた。
以上の結果でC卓からの勝ち上がりは桶本・水野の2名となった。
5/6にはベスト16のD卓が放送された。
今期の鸞和戦の優勝者は誰になるのか。
これからも目が離せない。
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