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第1期桜蕾戦決勝レポート

【記念すべき第1期桜蕾戦、優勝は伊達朱里紗!】

3月29日、連盟チャンネルにて第1期桜蕾戦決勝戦が放送され、プロ2年目の伊達朱里紗が栄えある初代優勝者となった。
決勝戦を戦ったのは、中田花奈、内田みこ、伊達朱里紗、早川林香の4名。

 

 

まず始めに先制パンチを決めたのは内田。狭く受け高打点を狙った手組みが奏功し…

 

 

このリーチを一発でツモって裏1枚の8,000オール!予選では大連荘から余裕の勝利を決める場面もあった内田。今回も序盤から大量リードかと思われたが、黙っていなかったのは早川・伊達。それぞれ満貫をアガリ返し、東場のうちに内田に並びかける。そして南2局では早川が2回の親満を成就。さらにはドラ表示牌のカンチャン待ちをリーチしてツモり、頭一つ抜け出す展開に。

 

 

初戦トップは早川。2・3回戦は要所をアガリきった伊達が連続トップで優位な立場に。
その一方で高打点が飛び交う展開に我慢が続いたのは中田。決勝全体を通してチャンスを窺う展開が続き、トップの伊達まで150P以上の差をつけられてしまう。
最終戦ではツモれば四暗刻、出アガリでも高目三倍満という大物手をテンパイするも…

 

 

山に1枚の北を引き寄せることはできなかった。
実質早川と伊達の争いとなった最終戦。決着が着いたのは東4局。早川はドラ待ちのペン七筒待ちリーチで先制。

 

 

一方、伊達も安全牌の三索を切れば三色のテンパイという状況に。リーチしてアガれば決め手になるが、逆に振り込みに回っても敗着となり得る局面。

 

 

無難にヤミテンという選択肢もある中、30秒かけて導き出した伊達の選択は…

 

 

リーチ!内田が一発で打ち出した二索を12,000という最高打点で捉え、大勢が決した。南場はそれぞれの親番が長引き2時間以上のロングゲームになるも、ポイントの余裕を生かした伊達が危なげなくウイニングランを果たした。

 

 

 

「優勝がなかなか出来ず応援してくださってる方に悔しい思いをさせてしまったりしたので、応援してくださる方と喜べることを嬉しく思います。これからも応援してもらえたら嬉しいです。」
一度WRCリーグの決勝に残るも、満足いく戦い方ができなかったという伊達。見事その経験を生かし初代優勝者の称号を得ることに成功した。次なる目標は女流桜花戴冠とのことで、是非これからの活躍にもご注目ください。

 

 

(文・浜野太陽)