第1期桜蕾戦ベスト16C卓D卓レポート
2021年03月19日
【第1期桜蕾戦、ベスト8メンバーが決定!】
3月16日(火)、連盟チャンネルにて第1期桜蕾戦ベスト16C・D卓が放送された。
C卓の対局者は咲良美緒、美里麻、香野蘭、伊達朱里紗。
D卓(放送卓)の対局者は駒田真子、岡田紗佳、大槻あいみ、夏目翠。
放送卓・D卓の様子をメインに紹介していきたい。
まず初戦を抜け出したのは夏目。メンタンピンのツモアガリなどがありトップ目で南3局の配牌を開けると、ドラドラのカンをテンパイしている。通常時であれば即リーチの選択肢も有力だが、夏目の選択は打のテンパイ外し。自身がトップ目ということもあり、スピードよりも好形テンパイを優先したいという選択だ。この選択は功を奏し、リーチピンフドラドラ高目イーペーコーというテンパイで復活すると…
メンタンピンドラ1で追いかけた駒田のリーチ宣言牌をとらえ、8,000のアガリ!
駒田はここでは放銃となったが、1・2回戦を2着でまとめると、3回戦には要所でめくり合いをものにして6万点近くの大トップ。
最終戦にはほぼ通過確定のリードを手にした。残る椅子を争うのは岡田、夏目、大槻。岡田が頭一つリードしており、夏目は1着順+15,000点あまりの差を詰めなければならない。大槻は6万点超えのトップであればチャンスが出てくるところ。
岡田は初戦から一貫した安定感を見せており、夏目の仕掛けに回りながら七対子で供託つきのアガリを手にするなど盤石かと思われたが…
東4局、変則的な捨て牌の大槻から先制リーチ。手詰まった岡田が選んだのは高目の当たり牌となっており…
裏も乗って16,000の放銃となってしまった。オーラスには夏目と岡田はテンパイ料で逆転する点差でわずかに夏目がリード。大槻は倍満ツモ条件となっていたが…
大槻が通過条件を勘違いしての、ピンフのみのアガリで倒牌。規定上勝ち上がり条件を満たさないアガリは禁止されてはいるが、倒牌が完了してしまっているため今回アガリ自体は成立。チョンボなどはなく、別途ペナルティが課されるという裁定に。
この結末をもって通過者は駒田・夏目となった。
大槻にとっては罪悪感と自責の念でいっぱいのデビュー戦となってしまったが、この経験をバネに成長して欲しいところだ。勝ち上がり(の未来があったかは分からないが)目前で終了となってしまった岡田も悔しい気持ちもあったと思われるが、別の局面で自分自身のプレーを反省する旨をSNSに投稿していた。
※大槻プロのアガリに関して、黒木プロがキンマwebのコラムで記事にされましたので、詳しくはこちら(キンマweb)からご覧いただけます。
別卓・C卓の勝ち上がりは香野・伊達。香野は初戦を2着でまとめると、2回戦では初戦トップの美里麻から国士無双のアガリ。最終戦オーラスには伊達と咲良でアガった方が2番手で通過という僅差の戦いに。仕掛けてアガった伊達が通過を決めた。
以上の結果をもってベスト8の組み合わせが決定。
桜蕾戦ベスト8の放送は3月22・23日17時~。ぜひご視聴ください。
(文・浜野太陽)