Mr.Yの連盟Weekly!~女性新人王誕生・他~
2018年08月28日
夏休みももうすぐ終わりだ。夏休みの宿題が終わっていない小学生はヒーヒー言いながら机に向かっている事だろう。
私も追い込まれないとやらないタイプだったので気持ちはよく分かる。
この原稿も勿論締め切り直前に書いている。人は変わらないという事がよくわかる。
それでは先週を振り返っていこう。
【第35期鳳凰戦A1リーグ第7節B卓】8月20日(月)
伊藤優孝vs瀬戸熊直樹vs紺野真太郎vs和久津晶vs古川孝次vs勝又健志
滅多に使用する機会が無い六人打ちのスコアシートなので、以下に置いておく。
紺野にとっては非常に苦しい節となった。痛恨の4ラスを引いてしまう。
好調は勝又と伊藤。
5回戦、南場の親番・勝又による強烈な攻撃!
リーチ・平和・ツモ・タンヤオ・一盃口・ドラ1の6,000オール!
そして次々局、
リーチ・平和・ツモ・タンヤオ・一盃口・ドラ1の6,000オール!
なんと役が全く一緒!
ポイントを大きく伸ばした勝又が決定戦圏内に食い込んだ。
【第35期鳳凰戦A2リーグ第6節A卓】8月21日(火)
荒正義vs猿川真寿vs佐々木寿人vs刀川昌浩
1、2回戦を見る限りでは刀川の独走状態!このまま他家を寄せ付けないか!?
と思われたが、寿人がたった1回の親番で▲30を一気に返済し、4回戦ではこんなアガリも。
緑一色のような發・ホンイツ・トイトイ・三暗刻のハネ満をツモってトップで終了。
刀川、寿人と快勝した。
寿人の勢いを止めれる人は果たしているのか!?
【第13期女流桜花Aリーグ第5節A卓】8月15日(水)
二階堂亜樹vs吾妻さおりvs石田亜沙己vs菅原千瑛
菅原、二週続けての参戦となった。
若手2名、ベテラン2名という構図になったが、結果は吾妻の一人沈みとなった。
勝ち頭は石田。
【麻雀最強戦2018 男子プロ代表決定戦 手役の極】8月25日(土)
A卓:瀬戸熊直樹vs馬場裕一vs多井隆晴vs浅井裕介
凄い気迫で登場した瀬戸熊。序盤のリードを保ち、危なげなく決勝へ進出した。
勝ち上がり:瀬戸熊直樹、多井隆晴
B卓:森山茂和vs荒正義vs金子正輝vs近藤誠一
荒が抜け、森山が続く形となったが、オーラス親の近藤が森山を捉え、荒と近藤の勝ち上がりとなった。
勝ち上がり:荒正義、近藤誠一
決勝戦:荒正義vs瀬戸熊直樹vs近藤誠一vs多井隆晴
瀬戸熊、親番でこの迷彩たっぷりの七対子を一発で多井から打ち取る。
その後も、親の荒の先制リーチに、追いかけリーチ。そして荒から打ち取る。
瀬戸熊絶好調の中、荒の凄いアガリが出る。
凄すぎて上手く説明できないので、ぜひ実際に見て貰うことをオススメする。
オーラス、条件を満たした近藤からリーチが入る。
視聴者全員が震えたであろう瀬戸熊の打⑨。
見事自力でアガリを決めた瀬戸熊が、3年ぶり6度目の最強戦ファイナル進出を決めた!
とりあえず全部が凄いので、この日の対局は是非見てもらいたい。
【第32期新人王戦予選】8月25日(土)
伊藤優孝副会長による挨拶の後、第32期新人王戦予選がスタートした。
半荘4回戦終了時にトータルマイナス者は敗退となる。
その後、1回戦毎に下位数名が敗退となる。
決勝進出を決めたのは以下の4名。
(左から日高志穂、菊原真人、上田稜、鹿嶌文太)
決勝は翌日、日本プロ麻雀連盟連盟チャンネルの生放送で行われる。
【第32期新人王戦決勝戦】8月26日(日)
鹿嶌文太vs日高志穂vs上田稜vs菊原真人
1回戦大きいマイナスでスタートした日高だったが、2回戦に日高の時間帯がやってきた。
60,000点を超えてからのこのダブルリーチ。
トータルトップ目の菊原からの出アガリとなり9,600点!
勝負は全くわからなくなり、最後の最後までもつれて、オーラスにはこんな状況に。
日高と上田の差は1.1ポイント。しかし日高は親番のため、アガっても続いてしまうため有利なのは上田。
オーラス1本場、勝負を賭けた上田はドラを打ち出す。
そのドラをポンした日高と上田、両方テンパイとなり、ツモ切りが続く中、制したのは…。
日高!4,000オールで勝負アリ。
天音まこと、仲田加南、波奈美里に続く、歴代4人目の女流新人王となった。
【日本語おじさん】
知り合いに文法や言い回しの間違いに細かいおじさんがいる。
私は「日本語おじさん」と呼んでいる。
この間も白鳥プロが連盟チャンネルで解説をやっている時に突然連絡が来た。
日本語おじさんはこういう間違いを逐一報告してくる。
以前にも『足元をすくう→足をすくう』、『風下に置けない→風上に置けない』
など、色んな間違えやすい日本語をいくつも教わった。
うる覚えな点もあるが、私は彼のおかげで慣用句についてかなり詳しくなった。
全員が正しい日本語を使えるようになれば、彼も安心して連盟チャンネルを見れるに違いない。
【連盟員ガチャ(一人目)】
それでは今回も連盟員ガチャを回していきたいと思う。
今回からさらに四段以上のプロは出にくくなったので若手がドンドン出てくるはずだ。
それではルーレットスタート!
さあ出た。白銀紗希プロだ。
若手と言ったら若手だが、28期生なのでもう7年目?となる。若手なのか?
細かい事は置いておいて、話を聞いてみよう。
「連盟員ガチャ記念すべき一人目だよ。おめでとう。(本当は石橋さんだけど)」
「ありがとうございます!」
「軽く自己紹介してもらっていいかな?」
「はい!白銀紗希(しろがねさき)です!28期後期です!宜しくおねがいします!」
「珍しい名字だね、白銀って。」
「そうですね!」
「同期には誰がいるのかな?」
「菅原千瑛プロとか、井上絵美子プロとか、青山めぐみプロとかがいます!」
「有名なプロばっかりだね」
「そうですね!」
「出身は青森だよね?」
「そうですね!」
「(そうですね ばっかりだな)普段は何をやっているのかな?」
「普段は麻雀の講師をやってます!私の特技なんですが、麻雀を全く知らない人に麻雀を覚えてもらう能力だけは誰にも負けません!」
「(お、急にスイッチが入った)」
「いま健康麻雀ブームと言っても過言ではないと思います!麻雀は手と頭を使うので、とても脳が活性化されるんです!」
「そうですね」
「ボケ防止というニュースを見て教室に来て下さる生徒さんも多いんです!体を動かすスポーツと違って、麻雀はずっと楽しむことが出来るものなんですよ!」
「そうですね」
「(そうですね ばっかりだな)巣鴨の本部道場でも私が講師をやってる日がありますので、良かったら来てみてはいかがですか?!」
「では次の質問に行きたいのですが、」
「よかったら9月の健康麻雀の講師が書かれた表を貼って下さい!私も3日ほど講師をやらせて頂きます!」
「好きなスポーツは?」
「今日はありがとうございました!また宜しくお願いします!」
「…ありがとうございました。」
白銀プロの今後の活躍に注目だ。
カテゴリ:プロ雀士コラム