プロ雀士コラム

第五回麻雀トライアスロン雀豪決定戦 1次予選レポート 白鳥翔

2014年3月20日、今年で第5回となる『麻雀トライアスロン』が都内の会場で行われました。
今年も前回までと同じ様に、各界を代表する雀豪の方々16名にお集まりいただき、
非常に豪華な顔ぶれで開催されることとなりました。
日本プロ麻雀連盟からもスター選手がずらりと16名出場。
合計32名で優勝者を決めます。

 

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選手紹介の前に、簡単にルールを説明しましょう。
麻雀『トライアスロン』の名の通り闘う種目は3つ。
東風戦→半荘戦→三人麻雀。
この3つの競技を1クールとして1次予選・2次予選・決勝と駒を進めていきます。
1次予選終了時にゲスト雀豪の下位4名、プロの下位4名が敗退。
1次予選で通過した24名は、それまでのポイントを半分にして2次予選を戦いますが、ここからはサバイバル方式となり、東風戦を終えた時点でゲスト雀豪下位2名、プロ2名が敗退。次の半荘戦終了時にも、下位2名づつが敗退となり、2次予選最後の三人麻雀を終えた時点でのゲスト雀豪上位2名、プロ2名が決勝進出となります。
決勝はポイントがリセットされ、東風戦、半荘戦、三人麻雀と順番に闘い優勝者を決定します!
三人麻雀では高打点のアガリが飛び交うゲームなだけに、ここでの一発逆転も可能となっており、手に汗握る展開が予想されます!

選手紹介ページ

さて、毎年この麻雀トライアスロンは、エンタメ~テレで放映されているのですが、今年の第5回大会はその放送とは別に、ニコニコ生放送の『日本プロ麻雀連盟チャンネル』で潜入撮影(?)の様な感じで生放送しました!
スタジオではなく、外から生放送するというのは、日本プロ麻雀連盟チャンネルにとっても初の試みで、放送に携わった人達は、選手と同じくらいに緊張していたと思います(笑)

そんな中、レポーターを務めたのは、麻雀格闘倶楽部にも出演中の小笠原奈央プロと、私、白鳥翔でした!
外からの生放送という初の試みで、しかもそれが麻雀トライアスロンという大きな舞台のレポーター。
2人ともハンパではない緊張だったと記憶しています。

 

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開会式の前から生放送が始まり、ガッツ石松さんや、蛭子能収さん、佐々木信也さん、コージー冨田さんなどその他大勢の方にインタビューさせて頂くことができ、生放送を見て頂いた方も楽しんでいただけたのではないかと思います。この開会式の動画などは日本プロ麻雀連盟チャンネルの方で無料で観ることができるので、よかったら観て下さいね!僕は横からサポートするのが精一杯で、主に小笠原さんが頑張っていました!

さぁ開会式が終わって、まずは1次予選1回戦の東風戦!開始です!

 

生放送された1卓では、ガッツ石松さん、コージー冨田さん、荒正義プロ、佐々木寿人プロという卓だったのですが、開局からいきなり荒プロの6,000オールが炸裂!東風戦での親の跳満は決定打にちかいものがあります。ここは荒プロがこのリードを守りきりトップを奪います。

 

 

2卓は、雀豪で知られる白川道さんが、二階堂瑠美プロ、沢崎誠プロ相手に堂々とトップ。第4回大会では惜しくも決勝進出を逃してしまった囲碁界のスーパースター、武宮正樹さんも2着につけプロ2人を圧倒しました。

 

 

3卓、伊藤優孝プロが「チーム・バチスタ」があまりにも有名なベストセラーの著書、海堂尊さんと、この麻雀トライアスロンの常連でもあり、第3回大会の優勝者でもある佐々木信也さんを相手にしてのトップ。
ラスは現鳳凰位の藤崎智プロ。しかしまだ始まったばかりなので、ここからの巻き返しに期待したいところです。

 

 

4卓、こちらも2人のプロ同士がトップとラス。トップは前原雄大プロでさすがの一言。ラスは初出場の白河雪菜プロ。2着にはインタビューで「麻雀が大好きです」とおっしゃっていた蛭子能収さんでした。

 

 

5卓、「根こそぎフランケン」や、現在、近代麻雀で連載中の「麻雀小僧」などが有名な漫画家、押川さんが惜しくも2位。そして、今回初出場で数々の名曲を生み出したミュージシャン、織田哲郎さんも奮闘しますが、トップは貫録の森山茂和プロ。ちなみに、織田さんと井出康平プロは井手プロが小さい時からのお知り合いなんだそうです。

 

 

6卓、こちらは前回大会での優勝が記憶に新しい先崎学さんがトップで好発進。雀豪で知られる綾辻行人さんも2着につけ、ゲスト雀豪側のワンツーフィニッシュとなりました。

 

 

7卓、こちらはゲスト雀豪の加藤哲郎さんと、広瀬章人さんが同卓となりましたが、お二方ともこの麻雀トライアスロンは初出場でしたが、初戦は加藤さんがトップ、広瀬さんがラスと明暗分かれる形となりました。
広瀬さんは、猿川真寿プロと交流があるそうで会場には猿川プロも応援に駆け付けていました!

 

 

8卓、こちらは現十段位の瀬戸熊直樹プロが和泉由希子プロを振り切ってトップ。同卓には昨年の大会で2次予選の3人麻雀で国士無双をテンパイするもアガれず惜しくも決勝進出とならなかった武藤敬司さんと、この大会の常連でもある畑正憲さんがいました。

 

次は半荘戦。東風戦ラスだった選手はここからの巻き返しに期待したいところです。
三人麻雀が鍵になるのは間違いないですが、この半荘戦も東風戦に比べて順位点が2倍になるので割と重要です。
1次予選は調子が悪くても通過さえすれば、2次予選には半分の得点を持越しですからね!
チャンスありです!

半荘戦、ゲスト雀豪では加藤さんがトップを取って2連勝を飾りますが、白川さんが更に大きいトップでこちらも2連勝とこのお二方が一歩リード。

 

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プロ側ではなんと、伊藤プロ、森山プロ、瀬戸熊プロ、前原プロ4名が2連勝とプロの意地を見せつけます。

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ここまでは調子の良い方と悪い方の差がはっきり出ているような形になりましたが、最終戦は三人麻雀なのでまだまだ分かりません。

1次予選最後は三人麻雀!!
終わって下位4名づつ敗退なのですが、ポイントがかなり僅差の様子です・・・。
気になる結果は・・・といきたいところですが、結果発表の前に、別室にて用意されたレセプション会場でランチタイムとなりました。

ランチタイムの最中も小笠原プロと一緒にインタビューさせていただいて、その模様を生放送でお送りすることができましたが、皆さん気さくな方ばかりで快くインタビューに応じてくださいました。

プロの方と著名人の方、皆さん楽しそうに談笑していて各界との交流もこの様な大会をきっかけに、どんどん深まっていくのでしょう。こんな所もこの『麻雀トライアスロン』の魅力、楽しさの1つだと思います。

 

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さぁ、ランチタイムの後は1次予選の結果発表です。

 

総合トップは白川さん、次いで前原プロ!

 

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この2名は共に1次予選3連勝で余裕の通過。上位には蛭子さんや綾辻さん、麻雀トライアスロンとはあまり相性の良くない和泉プロなどがいますが、気になる途中敗退の方は・・・。

まずプロ雀士では、藤崎プロと二階堂亜樹プロが敗退。この2名はなんと昨年の第4回大会でも1次予選で敗退しており、相性はあまりよろしくないのでしょうか。更に、現最強位の沢崎プロも敗退。そして最後は、初出場の白河プロが敗退。ボーダーの荒プロまでたったの2.7P差でしたが、ここで無念の敗退となってしまいました。

次にゲスト雀豪の方々。生放送ではラスを引いてしまったものの、丁寧な打ち回しを見せてくれた広瀬さん、レセプション会場のインタビューでは、「手は凄く入るけどアガれませんでした」と話してくれた織田さん、第1回大会にも出場してくださった、こしばさんが無念の敗退、そしてガッツ石松さん。この4名が敗退となりました。

1次予選は終わりましたがまだまだ続きます!
次回は2次予選の模様をお届けしていきたいと思います!
果たして誰が決勝に駒を進めることができるのでしょうか!

「エンタメ~テレ」トライアスロン紹介ページはこちら(放送日程などもご覧になれます)