第3回リーチ麻雀ジャパンハウスカップレポート「モスクワ旅立ち~親睦会編」 山井 弘
2016年04月06日
2016年3月。私は東京よりもっともっと寒いモスクワへと行ってまいりました。
世界№1の領土を誇る国、ロシア。その首都モスクワ。
日本との時差は6時間。日本のほうが早く進んでいます。
今回は、そのモスクワで開催された「第3回リーチ麻雀ジャパンハウスカップ」に、2014年パリで行われた第1回リーチ麻雀世界選手権の初代チャンピオンとして招かれました。
もちろんロシアという国は初めて。
これまでも海外へは行きましたが、パリでは大勢の日本人が、ニューヨークでは会長やジェマが一緒にいたので、まったく不安はなかったのですが、今回は私1人。不安しかありません。
ロシアの情報をと、観光用の雑誌を買いに行けば、ハワイやグアムは山のようにありますが、ロシアの雑誌はお店に1冊くらいしかありません。
何か所かお店を回ってようやくゲットしたものの、観光用の雑誌がこんなに少ないということでさらに不安が増します。
そんな中、出発の日を迎えます。
実は、出発が日本シリーズ決勝の翌日で、予定では世界と日本の両チャンピオンになって行くはずだったのですが・・・
その話は置いといて、私は成田から1人モスクワへと旅立ちました。
モスクワまでは10時間の長旅。機内では映画を見たりしてのんびり過ごします。
最近の映画も多く、実は海外旅行に行くときの楽しみの1つでもあります。
日本を出発したのが13:00ごろで、シェレメーチエヴォ国際空港に到着したのが17:00ごろでした。
時差の関係でたったの4時間しか進んでいません。日本ならば23:00になります。
空港には、今回大会を主催するジャパンハウスのスタッフの方が迎えにきて下さりました。
宿泊施設に案内していただき、そのあとはロシアの名物でもあるバーニャへ。
バーニャとはロシアの伝統的な入浴施設で、日本のサウナのようなものです。
サウナに入り、食事やお酒を楽しんだりして、またサウナに入りを繰り返します。
この帽子をかぶって入らいなと、とても熱くて耐えられません・・
このバーニャへ案内して下さったのが、ジャパンハウススタッフの遠藤伊緒里さんとスタニスラフ・バソフさんです。
遠藤さんは、日本とロシアのハーフで、以前日本でもご挨拶させていただき、ここでようやく日本語が通じるかたと会えてほっとしました。
おつまみがきました。
{そのままなんですけど・・・}
モスクワは海が近くにないため、魚は干物にして食べることが多いそうです。
そんな説明をしながら、スタニスラフ・バソフさんは、魚の頭を机にガンガンぶつけています。
なぜそうするかは謎らしいです。
ビールはどこでも美味しい!
黒い飲み物は、確かクワスという飲み物で、アルコールが低めで少し甘い感じの飲み物。
女性に人気が高いとか。こちらも飲みやすくて美味しい。
黒い棒みたいなものはヒサト棒ではなく、こってりしていて、とても固いガーリックトースト。
めちゃめちゃこってりです。
食事やアルコールを味わったあとは、またサウナへ。
サウナは日本と比べてかなり高温で匂いも色々あります。
最後に、帽子と一緒に写っていた葉っぱがあったと思いますが、あれは白樺の葉で、あれで全身を隅々叩いて終了となります。
私を叩いてくれたのはスタニスラフ・バソフさん。
まずは後ろからバシバシ。マッサージ効果もあり気持ちがいいです。
では今度は前を向いてください。前を向くと、下は手でガードしてください。
確かにあれで叩かれたら痛い。
こうして、私の倍はあろうかという大勢の大男に囲まれながらサウナを楽しんでまいりました。
モスクワに行かれるかたは、是非このバーニャをお試しください。お勧めです。
こうして到着した当日はサウナであったまり、モスクワの寒さも忘れて眠りにつきました。
翌日は観光とインタビュー、そしてロシア麻雀協会のスタッフたちと親睦会です。
朝食を案内してくれたのは、ジャパンハウススタッフのグレブ・アレキサンドロフさん。
グレブさんは日本に7年ほどいたらしく日本語はペラペラです。ただ、麻雀はできません。
オムレツとアップルパイ、そしてスープ。ロシア料理独特の味です。
朝食後は観光です。
観光をアテンドしてくれたのが、ロシア麻雀協会のドミトリー・ズブコさんです。
彼も日本語は話せます。
観光名所である「アルバート通り」につれて行ってくれました。
彼曰く、ここでお土産を買うのはお勧めしません。何故なら高いから。
ではなぜ私をここに連れてきたのだろうという疑問を胸に、赤の広場へと移動。
モスクワで「赤の広場」や「クレムリン」は有名ですよね。
モスクワで赤は「綺麗」という意味だそうです。
ですので、赤の広場=「綺麗な広場」という意味があるそうです。
そしてもう1つ有名なのが「聖ワシリイ大聖堂」です。
この玉ねぎみたいな頭が特徴の建物。中はひんやりしていて歴史を感じさせます。
このあとインタビュー会場へ。
ロシア麻雀協会のインタビューを受けている途中、会長から突然のお電話が!!
何と、日本プロ麻雀連盟チャンネルの生放送中に生電話です。
日本は午後9時半くらいだったでしょうか。
連盟チャンネルの視聴者や、ロン2の会員の方にはお土産を買って帰るのでお楽しみに♪
インタビュー終了後は、ロシア麻雀協会のメンバーと親睦会です。
ロシア料理とウクライナ料理を融合したお店らしいです。
ボルシチ |
なんでも、ボルシチのスープを飲む前には、必ずウオッカを飲むそうです。
身体を温めるためだそうですが、寒い国ならではですね。
ビーフストロガノフ |
今回の旅行で一番美味しかった料理。
この親睦会で、ロシア麻雀協会の方たちから麻雀に関する多くの質問を受けました。
みなさんの向上心の高さ、また、強くなりたいという熱い思いを感じました。
この親睦会を含め、滞在中、ロシアの人たちから一番多く受けた質問があります。
それは「ロシア(モスクワ)はどうですか?」と言う質問です。
彼らは、外国人からみた自分の国に対するイメージや印象、そして実際にきてみての感想などを、凄く気にしているみたいでした。確かにこの国に訪れたことのない外国人からすると、暗い、寒い、怖いといったイメージがあるかもしれません。しかし、それはあくまでイメージで、実際に来てみると分かると思いますが、自由、明るい、温かいといったことを感じさせてくれる国であることが分かります。
そのあたりは、また次回のレポートでお伝えできればと思います。
さて、明日からいよいよ2日間に渡って大会が始まります。
パリでは優勝!ニューヨークでは準優勝!さあ、モスクワではいったいどのような結果が待っているのでしょうか!?
次回、大会~帰国編をお楽しみに♪
カテゴリ:プロ雀士コラム