プロ雀士コラム

Mr.Yの連盟Weekly!

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『ゆとり世代は謝らない』
ダイヤモンドは砕けない、のような感じで書いたが、ゆとり世代は本当に謝らない。まず間違いなく言い訳から入る。
数年前、後輩が初めての仕事の日に遅刻したときに「目覚まし時計の電池が切れちゃって…」と言っていた。
なんてツイてない人なんだ!とその時思っていた。
しかし、その後も遅刻が続いた。
「電車が遅れて…」「集合時間を勘違いしていて…」
もはや信用はゼロである。一度失った信用を取り戻すのは大変だ。
「寝坊しました!すいません!!」
と言った方が100倍マシということなのだろう。
(いや、そもそも遅刻しなければいいだけの話だが)

それでは今週を振り返っていこう。

【女流プロ麻雀日本シリーズ2018決勝戦】
西嶋千春vs黒沢咲vs魚谷侑未vs池沢麻奈美
4半荘で行われる決勝戦、黒沢プロが3連勝を決めた。
誰もが黒沢プロで確定だろうと思われたが、魚谷プロが歴史に残る大逆転を決めた。

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麻雀は最後まで何が起きるか分からない。
誰もが再認識した瞬間である。

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その翌日、奇しくも黒沢咲プロと魚谷侑未プロが愛媛でダブルゲストという。。

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なんという運命のめぐり合わせか。

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憎き魚谷プロという言葉が見えたような気がしたが、とりあえず仲良さそうにしているので大丈夫だろう。

【マスターズプロ予選】
4月22日(日)、第27期麻雀マスターズのプロ予選が行われた。
プロ予選は「一次予選」「二次予選」と行われる。
歴代タイトルホルダーや所属リーグ・段位などによってどこから出られるか変わるシステムである。
勝ち残った人は明日行われる本戦に出場となる。

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マスターズはプロアマ参加のオープン大会であるため、アガり放棄・チョンボの規定が他の試合と微妙に違ったりする。
明日出られる方のために、今一度おさらいしておこう。

◎誤ポン・誤チー・誤カン
1,000点供託でアガリ権利が残ります。
アガリ権利が残るので、そのままアガリきってしまえば1,000点を取り戻すことが出来るぞ!
(リーグ戦だとアガリ放棄)

◎誤ロン・誤ツモ
言ってしまっただけで倒牌前だとアガリ放棄。
倒牌してしまうとチョンボとなってしまいます。
(リーグ戦だと倒牌前でもチョンボ)

◎錯ポン・錯チー・錯カン
錯行為とは、発声後鳴けない形を晒してしまうことです。
打牌前ですと、正規の形に戻せる場合は戻すことが可能です。
打牌後ですと、アガリ放棄となってしまいます。
(リーグ戦だと打牌後はチョンボ)

その他詳しくは卓に配られた紙を要チェック!
皆様の健闘を祈っております!

【A1リーグ第2節A卓】
古川孝次vs沢崎誠vsHIRO柴田vs和久津晶
先週スタートダッシュを決めた沢崎だったが、今週は不調の様子。
逆にHIRO柴田は絶好調!3回戦を終え、+59.9とポイントを伸ばす。
そんな中 迎えた最終戦東4局、沢崎のツモり四暗刻のリーチ!

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なんと、山に3枚!
ツモれば一気にプラスに浮上、という勝負リーチだったが、好調の柴田が見事かわした。

そして次局、沢崎なんと早々に国士無双一向聴!

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今度こそ決まるか、と思われたが、下家のサーフィン古川がタンヤオでアガリきった。
沢崎にとって、非常に苦しい第2節だった。
柴田は大きくポイントを伸ばし首位となった。

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【A2リーグ第1節D卓】
藤原隆弘vs石渡正志vs刀川昌浩vs魚谷侑未
A2リーグ第1節の最終卓である。
結果は魚谷プロが+59.3で一人浮き!!
今の魚谷は無敵か!?

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そんなA2リーグの対局中、巣鴨の道場ではこんな事が行われていた。

【採譜講習】
牌譜というものを知っているだろうか。
将棋には棋譜があるように、麻雀には牌譜というものがある。
牌譜に一局の情報全てが記載されている。
連盟のタイトル戦の決勝戦は全て牌譜を取っており、生放送中に牌譜検証を行ってるのを見たことがある人も多いだろう。
その牌譜を取る人材を育成する講習が月に一度行われているのだ。
過去に魚谷プロが採譜チームだったりと、採譜をやっていると大成すると言われているのを何度も聞いたことがある。

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※こちらの写真は2007年、王位戦の採譜を取っている現A1リーガーの吉田直プロ

これでみんな興味を持ってくれたことだろう。強くなりたかったら是非採譜チームへ!

【女流桜花第1節D卓】
吾妻さおりvs武石絵里vs松岡千晶vs稲岡ミカ

吾妻さおりプロの女流Aリーグ復帰戦となった。
荒れた戦いになったが終わってみると、全員フラットで終了。

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女流桜花第1節も残す所E卓のみとなった。
仲田加南プロへの挑戦権を手に入れるのは誰だ!?

【仕事での失敗】
採譜の仕事中、彼女はパソコンの上にお菓子をぶちまけるというミスを犯したが、彼女は5分間腹をかかえて笑い続けた。

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その大笑いしている様子を見ているとこちらも自然と楽しい気持ちになってきた。
結局誰一人彼女を怒ろうとはしなかった。みんなで笑った。
実に平和な現場である。