プロ雀士インタビュー

プロ雀士インタビュー/第132回:第17回天空麻雀女性大会優勝特別インタビュー 高宮 まり インタビュアー:石田 亜沙己

10月初旬、
高宮まりプロのDVDの撮影をするということで、私は付き添いとして高宮プロと沖縄へ。
高宮「何かのインタビュアーはやっぱり私のことをよく知ってくれている人とか、仲の良い人にお願いしたいなぁ。」
石田「そうですよね、気持ちもよくわかるだろうし、何よりも嬉しいし!!」
そんな会話をした後日、「天空麻雀17女性大会で高宮さんが優勝されました。その優勝を記念して、特別インタビューを行いたいのですが、インタビュアーをお願いできますか?」とのメールが届いた。
高宮「ということで、あさみちゃんよろしくお願いします!!」
石田「はいっ!!優勝したんですね!!おめでとうございます!!ちびちびずを代表してインタビューします(笑)」
とても嬉しかった。
まず、大好きな人が優勝したこと、そしてそのインタビュアーを務めることができることがとても嬉しかった。
まだ私が日本プロ麻雀連盟に所属する前、高宮プロの写真を見て衝撃を受けた。
なんだ、この可愛い人は…
その人が今、目の前にいる、
写真では伝わらないほどのたくさんの魅力を持った人で、出会ってすぐに高宮プロのファンになったことを覚えている。
石田「まず、この天空麻雀17の出演の話がきた時どんな思いだったんですか?」
高宮「実はこれが4回目の出場なんだぁ。1回目は決勝で敗退、2、3回目は予選で敗退。そろそろ結果を出したい、出さなきゃと思ったなぁ。」
石田「そっかぁ…いざ予選が始まってみてどんな感触でしたか?」
高宮「予選は2着ではあったけど、自分的にはすごくブレていてアガリに向うところ以外での対応が悪かったなって。やっぱり点数状況に応じた対応がブレてるなって打っている最中にも感じてたよ。」
石田「予選の南3局のこととかですか?」
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高宮「そうだね、南3局鳴いてテンパイを取れば南4局、満貫ツモOKっていう条件を相手に与えることはなかったのに、面前でテンパイとれるかもって色気が出てしまったの。でも、あの局面はアガリを考えるより自分もテンパイして、点差を詰めさせないことが優先だったと反省した。麻雀は優先順位が変わっていくものだけどそれに対応しきれていなかった。」
石田「そかぁ…それはそれで反省して決勝に挑んだわけですね。」
高宮「決勝はトップしか意味がないし、また違うものなので切り替えていこうと思ったよ。」
石田「今回のイメージはいつものまりさんのイメージとちょっと違ったんですよね。ヤミテンに構えた局が多かったなっと。」
高宮「反省と切り替えが冷静な判断に繋がったのかな。」
石田「展開がすごく動いたというより、細かな積み重ねのイメージ。もしも判断が違ったら違う結果になってたかもしれないですよね。」
高宮「確かに大きな動きがあったわけではないけど、東1局、あそこでホンイツっぽいリーチに対して五万を押してヤミテンにしたのは大きかったと思う。」
東1局、4巡目に和泉由希子プロのリーチ。
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二万三万五万六万七万七万八万九万北北北発発  リーチ  ドラ四索
そして7巡目に高宮まりプロにテンパイが入り、
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三万三万五万四索四索六索七索八索三筒四筒五筒六筒七筒八筒 
ここから打五万。ドラの四索で8,000点の出アガリとなる。
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石田「その他にもヤミテンに構えて、手替わりしたりとうまくいった局が多かったですよね。」
高宮「うん、今回はそれが勝因に繋がったのかもしれないね。でもね、まだまだ内容に満足してないよ。」
石田「なんとなくわかる気がします。私も自分に100点をあげれたことないです。いつだって満足したことないな…。」
高宮「麻雀で見てもらいたい気持ちが大きいからこそ、結果を出していきたいとも思ってるよ。」
石田「私が嬉しいのは、こういう麻雀プロとして同じ気持ちであって、真剣な話をまりさんとできたことかもしれないです!!見た目で勘違いされやすいけど、すごく麻雀に真剣だしプロとして常に思うことはたくさんありますよね。」
高宮「麻雀プロとして色んな活動があって楽しいけど、やっぱり1番に麻雀をみてほしい。」
石田「それじゃあ今後の目標とかも聞きたいです!!」
高宮「目標はアベレージをあげること!!」
石田「えーっと…アベレージとは具体的には?」
高宮「強い人ってやっぱり何回も決勝で見かけるなーって思ってて。毎回いいところまで行く力をつけて、何度もチャンスを手に入れたい。そして何度も勝ちたい!!」
石田「ありがとうござます!!私も負けてられませんね!!」
高宮「ちびちびず、頑張ろうね!!」
石田「まりさん、今これ読んでる人はちびちびずってなんだ?ってなってますよ!笑」
高宮「そうだよね。笑」
石田「簡単にいうと、高宮まり、小笠原奈央、石田亜沙己の身長153センチの仲良し3人のことで、我々ならばもっと初心者も麻雀に近づきやすくなるような存在として頑張れる!!ということで色々考えたりしてるんですよね!!」

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高宮「まとめてくれてありがとう。笑」
石田「この前の麻雀格闘倶楽部でおこなわれていた投票選抜戦の最終日も3人で閉店まで楽しむことができたり、私はこの2人となら色んなことができるかもってすごくワクワクドキドキしてます!笑」
高宮「麻雀をもっとたくさんの人に知ってもらえるように、我々ちびちびず頑張ろうね!!」

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やはり魅力的な人である。
普段はとてものほほんとした癒し系、しかし麻雀となるととても男前。
これからの自分自身のあり方にもとても真剣に向き合っている高宮プロ。
彼女の存在が、私たちを刺激するんだと改めて実感しました。

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