第155回:プロ雀士インタビュー 森山 茂和 インタビュアー:高宮 まり
2016年12月15日
みなさまこんにちは。
「あさじゃん」第1回女流スプリント優勝の高宮まりです。
みなさま、、、「あさじゃん」観てくれていますか??
そもそもあさじゃんて何?あさじゃんの存在は知ってるけど、どういうものか分からない!
始まったばかりの「あさじゃん」企画、いまいち良く分からない、という方もまだまだ多いと思います。
ということで!
みなさまに「あさじゃん」の面白さをしっかり伝え、そして親しみをもってもらうべく、あさじゃん発案者である森山茂和会長にインタビューに行って参りました。
その1 あさじゃんとは?
まずは”あさじゃん”とは、一体何なのかである。
高宮「会長、宜しくお願い致します。さっそくなのですが、”あさじゃん”とはどのような企画なのですか?どうして始めようと思ったかというきっかけというか。」
会長「麻雀をうまく切ってね、面白く見せる方法がないかなっていう風に考えていて。で、麻雀って見せ場があるじゃない??見せ場があって、次がどうなるのかなーって期待感を持たせてできるような番組があると面白いかなーっていう。」
高宮「常に盛り上がっている番組ということですね!あさじゃんは短かく切って編集されているんですよね?」
会長「それを毎日見てもらって。毎日軽く、10分15分とかで見られて、毎日次の日を楽しみにできると。そういう企画があったら面白いなーと思って。朝の連続テレビ麻雀というかね、そういう感じにして。全部続けてみるのもありなんだけど、ワクワクする局面があって、これどうなるのかなー!?っていうさ、毎日期待感をもって過ごせるみたいな。そういうのをうまく出せると面白いかなーというか。これどうなるんだろう?ほんとに次の日が楽しみになるなぁっていう風になれば大ヒットかなと。面白いと思うんだけどねぇ。まだ見てる人が少ないから。」
高宮「まだ馴染みがないんじゃないですか?」
会長「そう、全く馴染みがない。それはなんとか定着させてって。ちょっと時間はかかるかもしれないけど。ですからぜひ一度ね、見たことのない方は見てみてほしいですね。」
「あさじゃん」のポイント
・一半荘を何分割かにして編集
・面白くて分かりやすいテロップ入り
・毎日(月曜~金曜)少しずつ放送
今までにないスタイルで楽しめる麻雀番組、それがあさじゃんなのだ。
その2 どうしてあさじゃん?
あさじゃんの基本システムは分かった。
では、どうしてあさじゃんスタイルが面白いのか詳しく聞いてみましょう。
朝早くから配信するのはどうして?
高宮「朝早くに配信される麻雀番組って今までなかったですよね。どうして朝早くからの配信なのですか?」
会長「通勤時間にちょっと見れる感じ。毎日どの時間で見せるかっていうと、やっぱり朝のサラリーマンの人とか学生さんとかが、朝の通勤時間に電車の中でちょっと見て息抜きしながらっていうような。仕事とかに負担のかからないように、朝の配信がいいかなと。」
高宮「朝に更新されるってなかなかないですし、帰りの電車の楽しみにしてもいいですね!」
少しずつの放送なのはどうして?
高宮「短編なのも気軽に楽しんでもらえるようにってことですか?」
会長「長くても20分前後なんで、そんなに仕事の負担にもならないような感じで楽しんでもらえたらいいかなぁと。やっぱり東場と南場に分けちゃうと長すぎちゃうでしょ。配信だとけっこう見るのに時間かかるでしょ?そうすると仕事もあるからね、そういう邪魔になっちゃうと、あんまり見てもらえないだろうし。まあ一番負担にならない形っていうと、15分前後かなぁみたいな。」
高宮「ちょっと空いた時間に見るっていう楽しみが出来ますよね。」
会長「うん、習慣になってくれればいいね。あんまり重く考えないでもらって。見落としても後でも見れるしね。ただ、頭の中に残っててどうなるのかなーと思ってたら次絶対見たいじゃない。麻雀っていい麻雀打てば絶対面白いでしょう?だから気になって見ちゃうっていう習慣になったらいいよね。それで麻雀に親しんでもらうっていうのも含めてさ。」
テロップが入っているのはどうして?
高宮「テロップが入っているのも麻雀番組としては斬新ですね。どうしてテロップを入れたのですか?」
会長「うん、テロップも今までにない形として取り入れていって。1シャンテンとかテンパイという文字が入ってたり、アガったときに演出とか。そういうものを入れて麻雀の別の楽しみ方もして貰いたいと思って。」
高宮「テロップが入っていると楽しいし、すんなり見やすいなぁと思います。」
会長「そうそう、例えばスマホで見てて音が聞こえないという時とかにもテロップが入ってたら見やすいかなとか。」
高宮「確かに、イヤホン忘れて電車の中で解説聞けないときとかあります。」
会長「それから初心者の人のヒントになるようなテロップなんかも入れたりね。例えばこれは何待ちですよーとか、わかりにくい時は解説を入れてあげるとか。」
高宮「これから麻雀覚えたいなぁって方にもおすすめできますね。」
会長「あんまり入れすぎちゃうと今度はしつこくなるから、その辺の入れ方が難しいんですけど。それは研究中ですね。」
余談だが、私は毎日更新の四コマ漫画がちょっとした楽しみだったりする。
毎日更新なので日々のちょっとした楽しみにピッタリだし、続きが気になるのでワクワクできるけど、重たくないのでお気軽お手軽なリフレッシュにもなる。
まさか麻雀で同じような楽しみ方ができるようになるとは驚きだ。
あさじゃん、実にオススメです!
その3 あさじゃんはどうやって見るの?
さて、あさじゃんに興味が湧いて見てみたくなってきたそこの貴方。
具体的な視聴方法を知りたいところですね。
高宮「あさじゃんを見るにはどうすればいいのですか?」
会長「アメーバフレッシュとニコ生にあさじゃんチャンネルっていうのがありますから。そこで見れますね。」
高宮「チャンネルに登録したら全部見れますよね。でも、まだ見たことない方はいきなり登録するのは気がひけるかも、、、」
会長「今だと、YouTubeに第一回女流スプリントがアップされてるね。」
高宮「YouTubeにも載ってたんですね。YouTubeでとりあえず見てみることができますね。」
会長「いきなり高宮がリーチ打ってるよね(笑)まずは1回見てみてほしいね、どういうものかって1回見ればわかるから。」
あさじゃんの視聴方法まとめ
・ニコニコ動画あさじゃんチャンネルに登録
・YouTube(第1回女流スプリント戦A卓#1)
その4誰があさじゃんを?
あさじゃんの基礎知識はマスターできた。
ここであさじゃんの製作裏話を聞いてみよう。
高宮「”あさじゃん”というネーミングはどのように決まったのですか?」
“あさじゃん”覚えやすく親しみやすい良いネーミングである。
会長「私が考えたんだよ。」
高宮「会長が考えたんですか!本当に、ひらめきがすごいですね。」
会長「朝の連続テレビ麻雀ということで。登録商標も取ったんだよ。」
高宮「えっ、登録商標ですか?わざわざ取ったんですか?」
会長「そうそう。あさじゃんに関連するいくつかは登録してるんですけど。他がマネできない、あさじゃんという名前を使えないようにね。もうそこはお金をかけて登録しました。」
高宮「オリジナルということですね。」
会長「マネされるとやだなぁと思って。それぐらい本気でやっているということなんですけど。」
ふと、編集はどうしているのだろうと思った。
事務局で出来ることなのか、もしくは外部に発注しているのか?
高宮「あさじゃんはどのように編集しているのですか?」
会長「三四郎君(大庭三四郎プロ)と私でやってるんだよ。全部切ってね、コメント入れたりして。」
高宮「へー、大庭さんが編集しているんですね。面白そう。」
会長「やってみる?」
高宮「えっ、できるかなぁ。やってみたいですけど。」
会長「ただけっこう大変なんだよ、時間かかるからね。」
高宮「大変そうですよね、切るところも難しそうですし。どれくらい時間かかるんですか?」
会長「実際に対局また見なきゃいけないでしょう。対局見て編集してまた見て直してってやってると時間かかったりする。」
私が編集したら付きっ切りでも1週間くらいかかりそうである。
手間がかかっていると思うと、作品が可愛く思えてきますね。不思議。
その5 これからのあさじゃん
生まれたてほやほやのあさじゃん、これからどうなっていくのだろうか?
高宮「今後どのように広めていくかっていう作戦はあるのですか?」
会長「それが難しい、なかなかね。少しずつやっていくしかないんだけど。広告が大変かな、分かってもらうのに時間がかかる。お金をかけて宣伝するっていう方法もあるんだろうけど。じゃあどういう宣伝をするのかっていうのも難しいし。」
高宮「広告を見てもどういうものかって分からないと見ようってならないですもんね。」
会長「面白いのは間違いないと思う。ただ、見てもらえないと面白さは分からないからね。やっぱりクチコミだよね、出ている人が宣伝したりとか、みんなに広めるようにしていってほしいんだよね。」
高宮「広告で見かけるより話題になっているものの方が気になりますもんね。」
会長「こっちも何とかしようとはしてるんだけど、それより話題になってくれないと広まらないのかなと。今後は広めていきたいですね。とにかく知ってもらうことが一番だね、面白い新しい麻雀番組があるんだってことを。」
高宮「あさじゃん、何か新しい企画とかは有るのですか?」
会長「いろいろあるよ、女流で第一弾をやったから男子で第二弾をやって、巨匠対決もあるし。逆に高宮は何かやってみたい事あるの?」
高宮「えっ。うーん、さっき言ってた編集とかやってみたいですかね、大変そうですけど。」
会長「みんなやってくれるといいんだよね。面白いから。今後さらに良くなってきて、いろんな人がやってくれるといいなぁと。その人風の編集になったら面白いじゃない。誰がやったら面白いかなぁというのもあるよね。将来的に言うと編集誰々とかなったら面白いよね。女性目線でやるのも面白いと思うし。そのうち編集〇〇、みたいになるかもしれないね。」
そして〇〇プロネーミングや〇〇プロ企画、なんて番組も出来たら楽しいなぁと思った。
番組名募集!なんていうのもご一興。
1半荘に、細かく編集を加えていくあさじゃん。
企画や製作の自由度が高く、どんどん面白い作品が出てきそうですね。
あとがき
いろんなお話を伺って、あさじゃんについて私も知らなかったことを沢山知ることができました。
まずは見てほしいという、会長の熱意が伝わってきた。
便利な世の中になったもので、近年はさまざまな娯楽の楽しみ方が変化しつつあります。
麻雀の視聴スタイルも、従来の会場観戦やテレビ鑑賞に加え、パソコンやスマホでのコンテンツが台頭してきたことにより急激な改革を迎えています。
あさじゃんがさらなる革新の要になるのでしょうか。
みなさまの麻雀ライフにも、新たに「あさじゃん」を仲間にして頂けましたら幸いです。
カテゴリ:プロ雀士インタビュー